2008年3月28日金曜日

Vista's Bar    お前の手は呪われている




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人生が狂った時は、もう一度、母の大きな胸の中でゆっくり休みたいと思いませんか?


今宵、カクテルに酔いしれ、女の話、男の話、パチンコの話を語らいましょう。

Vista's Barにようこそいらっしゃいました。」

マスター笑顔でお出迎え


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between 9:00P.M. and 11:00 P.M.


(いつものメンバーが談笑しています。吉野(リーマン打ち)が浮かない顔をして入ってきます)


ママ「どうしたの?」


(といいながら、お絞りを渡します。吉野はお絞りで手をなんどもぬぐいます)


佐伯(自称パチプロ)「どうしたんだ?犬の糞でもさわったのか?」


ママ「いやね~」


吉野「違います。俺の手は呪われているのです。さわる台、さわる台が沈黙してしまいます」


佐伯「ただ、負けただけなのじゃないか。よくあることよ」


吉野「いつも来ている、年配のご婦人が出してて、僕を呼ぶんです。
「お兄さん、用があるのでこの席譲るよ。スタート30回は硬いよ」」


吉野「僕もすでに20k負けてたので、ハイエナしました」


吉野「回るのは確かなのですが、ぜんぜんいいとこなしです。

2時間ほど打って、玉が無くなって席を立たら、


さきほどのご婦人が来て、「お兄さんどうだった、全然駄目?おかしいね。じゃあ、また私が打たせてもらうよ」で1kで確変連荘モードになったんです。」


吉野「ああ~、もう地獄だ」


桜井(旅打ち)「吉野さん、そういうことはよくありますよ。ケンする以外にないですね」


吉野・ママ「ケン?」


佐伯「見るという字だ。ばくち打ちなら、だれでも知っているしのぎかたさ!」


桜井「歳を取ると、ケンの奥深さが分かるようになりますよ」


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今宵ひと時お楽しみいただけましたでしょうか?

またのご来店をお待ちしております。

どうか、パチンコビスタを通ってお帰りください。

おやすみなさい!


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2008年3月24日月曜日

Vista's Bar   ・・・・・ のり打ち




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地上にネオンが輝きだすと、人は止まり木に腰を下ろします。ふかぶかとした夜の闇に心を休める時、たゆみない地球の営みが聞こえてきます。
今宵、カクテルに酔いしれ、女の話、男の話、パチンコの話を語らいましょう。

Vista's Barにようこそいらっしゃいました。」

マスター笑顔でお出迎え

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between 10:00P.M. and 11:00 P.M.


(哲也が幸夫と笑顔ではいってきます)

亜希「哲也、なに、にこにこしているのよ?いいことあったの」

哲也「先輩とのり打ちしたんだ。22k負けたけど、先輩がもろ出してくれたので、チャラよ」

亜希「幸(ゆき)ちゃん、災難ね」

幸夫「めずらしく哲也が真剣な顔で「のり打ち、お願いします」て言うもんだから受けたんだよなぁ」

(亜希は哲也の顔をみてどうしたのよというしぐさをします。)

哲也「アパートを出たところで、でかい黒猫が俺の前を通り過ぎたんだ、そして俺の顔をじ~と見るのよ。」

(亜希も顔をゆがめて)

亜希「それで~」

哲也「昼飯に牛ドン食いに行ったら、味噌汁をカウンターに落とされてシャツまでめちゃくちゃ」

亜希「味噌汁もって来てくれたのは、あのかわいい娘?」

(亜希は一人で笑っています)

亜希「哲也がいつも色目を使ってるからよ」

哲也「そんなことしてねぇよ」

桜井(旅打ち)「のり打ちは、難しいよね、釘を読んで回る台だけを打てばいいのかもしれないが。全員が負けることもある。

最近は店で移動、貸し借り自由なところが増えてきているのも、のり打ちが増える原因かもしれない」

佐伯(自称ぱちプロ)「そういえば、打ち子を何人も連れてくるやつがいるが、店は迷惑だよな。」

哲也「俺は負けてすぐ、マンガを読んでました。」

佐伯「傷口をひろげないのはそれが一番。ついてないと、おかゆ食べても歯が欠けるというからな

(桜井もうなずいています。)


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今宵ひと時お楽しみいただけましたでしょうか?

またのご来店をお待ちしております。

どうか、パチンコビスタを通ってお帰りください。
おやすみなさい!

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2008年3月18日火曜日

Vista's Bar   ・・・・・・酒肴



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酒を飲む楽しみの一つに肴があります。

今宵、カクテルに酔いしれ、女の話、男の話、パチンコの話を語らいましょう。

Vista's Barにようこそいらっしゃいました。」

マスター笑顔でお出迎え

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between 10:00P.M. and 11:00 P.M.

(サラリーマンの吉野と旅打ちの男を相手に亜希が笑いながら口をもぐもぐしています)

(佐伯(自称パチプロ)がドアをあけてはいってきます)

吉野「佐伯さん、設定6確定の台と1630G回して金がなくなって帰った台とどちらを選びますか」

佐伯「俺は6だな。そうか今日は6の付く日のイベントか」

(亜希は旅打ちの男に尋ねます)

亜希「桜井さんはどっち?」

桜井「自分はスロは打たないんです。パチ1本ですから、わからないですね」

佐伯「いいにおいがするじゃね~」

亜希「ママのお手製のちぢみ、吉野さんがレシピをもってきてくれたの」

吉野「BAR25の和歌ネエ(R25連載)がデキる男は料理上手の切抜きをもってたんです」
(酒肴道場 第90品目 「簡単チヂミ」)

佐伯「吉野は結構まめなんだね」

吉野「蚕豆(そらまめ)の莢焼(さややき)は絶品ですよ。夏になったらママにつくってもらいましょう」
(酒肴道場 第10品目 初夏の歓びは豆とともに「蚕豆の莢焼」)

佐伯「それで吉野、戦果はどうだったのよ」

吉野「勝ちましたよ。ハイエナやってもでましたが、枚数は断然僕の方が多かったです」

(ママが佐伯の前にできたばかりのちぢみをおきます。佐伯は1口食べて)

佐伯「なるほどこれはうまいな」

ママ「でしょ~」

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今宵ひと時お楽しみいただけましたでしょうか?

またのご来店をお待ちしております。どうか、パチンコビスタを通ってお帰りください。

おやすみなさい!

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2008年3月14日金曜日

Vista's Bar   ・・・・・・同窓会



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巣立ったときはみな同じスタートなのに一人一人の人生が違って見えます

「夢に描いた暮らしとはほど遠いけれど、 わたしなりに幸せ感じてる・・・。」と思える人は幸せです。


今宵、カクテルに酔いしれ、女の話、男の話、パチンコの話を語らいましょう。

Vista's Barにようこそいらっしゃいました。」

マスター笑顔でお出迎え
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between 8:00P.M. and 9:00 P.M.


(ドアをあけて、女づれ3人がはいいてきます。)


ママ「いらっしゃい。奥様おひさしぶり」


初江「今日はうちのは来ないわよ。私が行くから来るなって釘刺しといたから」


亜希「それ営業妨害みたい(笑)」


初江「だから新規客2人も連れてきたわよ。同窓会の帰りなの、京子と美里。マスターなにかカクテルつくって」


初江「ここにくる途中、パチンコに2人を誘ったのよ。2人とも初めてなんだって」


美里「結構、女性客が多いのにびっくりしたわ」


京子「なにがなんだかさっぱり分からないうちに終わってしまったわね」


美里「ゲームのやりかたが、ちんぷんかんぷん。玉の買い方さえわからないんだから。1人ではいけないわよね」


京子「初江はどうやって覚えたの?」


初江「亭主。デートの場所がパチンコ店だったのよ。一番最初はペアのボックス席だった。結婚して子供が大きくなったので去年から再開よ」


京子「ふ~ん」


初江「私の前に、ヨン様がいてくれるのよ。いかった~。だけど、まわりが同じ女性が多いのにまいっちゃたけどね(笑)」


初江「またヨン様が見れるんだよ。そのとき誘ってあげるからね」


ママ「お二人とは卒業後もずーとお付き合いしてらっしゃたの?」


初江「年賀状くらいかな。京子の旦那は国家公務員1種合格で霞ヶ関の超エリート、美里の旦那はITベンチャービジネスの社長さん」


(それからの3人は同窓会に来なかった人の話でもりあがっています・・・)


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今宵ひと時お楽しみいただけましたでしょうか?

またのご来店をお待ちしております。

どうか、パチンコビスタを通ってお帰りください。

おやすみなさい!


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2008年3月11日火曜日

Vista's Bar リーマン打ちの吉野三郎




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地上にネオンが輝きだすと、人は止まり木に腰を下ろします。
ふかぶかとした夜の闇に心を休める時、たゆみない地球の営みが聞こえてきます。
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今宵、カクテルに酔いしれ、女の話、男の話、パチンコの話を語らいましょう。
Vista's Barにようこそいらっしゃいました。」
(マスター笑顔でお出迎え)
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between 10:00 P.M. and 11:00 P.M.
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(いつものように佐伯(自称パチプロ)が入ってきます。若い男がカウンターでノートパソコンを使っています。その傍にすわり)

佐伯「吉野。いつものデータ打ちこみか?」

吉野「こんばんは。これを打ちこんで今日の仕事はおしまいです」

佐伯「それ、お前のパチンコの打ちこみデータだろ。仕事じゃないじゃねーか」

吉野「今日のあらゆるデータを整理して、明日に役立てます」

(マスターがジントニックを佐伯の前におきます。佐伯はゆっくり飲みながら)

佐伯「いくら勝ったんだよ」

吉野「マイナス17kです」

佐伯「負けたの。負けてデータをとっても意味ないんじゃん」

吉野「勝ったとき、負けたとき、数字で把握することが大切です。」

佐伯「そんなもんかね。いくら独身でも1万7000円負けて、Vista’s Varで飲んでよく金が続くな。」

吉野「株で儲けました。日経225を2枚2月29日に1万3千640円で売り、3月10日の終値1万2千560円で買い戻しました。200万の利益です。」

(佐伯はあきれた顔で~)

佐伯「お前、人生狂わせるよ。その顔で勝負事が強いようには思えないな~」

吉野「強いヤツが勝つのではありません。勝ったヤツが強いのです」

(佐伯は苦笑しています。にこにこしながら亜希が寄ってきて)

亜希「吉野さん、ここがはねたら、お寿司おごってよ!最近食べてないんだ。おおとろでしょ、うにでしょ。そんなに食べないから」

(吉野は返事をせず、パソコンにむかっています。・・・)
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2008年3月7日金曜日

Vista's Bar   ・・・・・・レイ慕情


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忘れる事が俺にかせられたミッション。
・・・・・それではあまりにも悲しすぎる。
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ときには苦い酒を流し込まなければいられない夜。
そこに俺を知っているヤツが居れば安心できる。
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今宵、カクテルに酔いしれ、女の話、男の話、パチンコの話を語らいましょう。
「Vista's Barにようこそいらっしゃいました。」
(マスター笑顔でお出迎え)
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between 9:00P.M. and 10:00 P.M.
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(幸夫と哲也がドアを開けて、入ってきます。哲也は元気がありません)

亜希「哲也、どうしたのよ?」

(亜希の質問に答えず)

哲也「先輩、すみません」

亜希「なにがあったの」

哲也「先輩を誘って、エヴァンゲリオン 使徒、再び を打ちに行った。」

哲也「綾波レイに先輩の彼女がよく似ているんで。それで、誘った。もう、3年も立っているのだから・・・」

(亜希は興味シンシンで聞きます)

亜希「それで、その彼女はどうしてるの。今、どこにいるのよ。一度もつれてこないんだから。」

哲也「3年前、交通事故で亡くなったんだ」

幸夫「あの夜、別れて一人で帰さなければ・・・」

(幸夫はグラスを握る手に力がはいります。今にも割れそうな勢いです)

(亜希はその手に自分手を置き、涙目になりながら幸夫の顔をみつめます)

亜希「「…ごめんなさい。こういう時、どういう顔すればいいのか、わからないの

幸夫「亜希ちゃんはそのままでいい。俺の問題だ」

幸夫「哲也が励ましてくれているのが、よく分かるので言葉がでてこないだけだ」
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(その日の夜は時間だけが3人の間を流れていきます・・・)
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おやすみなさい!



2008年3月5日水曜日

Vista's Bar  旅打ち




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地上にネオンが輝きだすと、人は止まり木に腰を下ろします。
ふかぶかとした夜の闇に心を休める時、たゆみない地球の営みが聞こえてきます。
今宵、カクテルに酔いしれ、女の話、男の話、パチンコの話を語らいましょう。
Vista's Barにようこそいらっしゃいました。」
マスター笑顔でお出迎え
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between 11:00 P.M. and 12:00 P.M.
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(見知らぬ男が店に入ってきました。ママがすぐにお相手します)

ママ「いらっしゃいませ。どうぞ。」

(ママの前のカウンターに座らせます)
ママ「どなたかとお待ち合わせですか」

男「いや一人です。ドアの前にこれが落ちていたので寄ってみた」

(男はパチンコの玉を1つカウンターの上でころがします)

(ママは微笑みながら)
ママ「なににしますか」

男「まかせます。なにかカクテルを作ってください」

(一方の端に佐伯(自称パチプロ)が亜希と話ています)
佐伯「あいつは駅前で見た。昨日と、今日 箱を派手に積み上げていた」

亜希「何者?」

佐伯「見かけない顔だ、旅打ちじゃねえか」

亜希「旅打ち!!何よ!」

佐伯「ばか、聞こえるじゃないか」

(男は二人の方を見て、軽く会釈します。マスターがステアしたばかりのマンハッタンを男の前に置きます)

ママ「お仕事でいらっしゃたのですか」

男「いや、旅の途中です。いい街ですね。少しいようかなと考えています」

ママ「いいご身分ですね」

男「さ~あ、どうかな」
(どこか、陰のある笑いを返します・・・・)
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今宵ひと時お楽しみいただけましたでしょうか?
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